初心者講座

【写真が変わる】カメラ初心者が覚えるべき3つのこと(F値・SS・WB)

座り込んで一眼レフ撮影をする女の子

こんにちは。ゆく(@yuku_she)です

一眼レフやミラーレス一眼を買っても、使いこなすのってなかなか難しいですよね。

オート撮影でも綺麗に撮影できますが、なかなか納得がいかないというか。

「ツイッターやインスタでよくみる一眼で撮影した綺麗な写真ってどうやって撮るんだろう」

カメラ始めたての皆さんが悩むことだと思います。

ゆく
ゆく
僕もそうでした。

ですので、色んな本や雑誌を買いあさり、カメラの用語や、機能、仕組みなどをとにかく勉強し、お出かけしては学んだ技術の実践を繰り返していました。

今回はそこで知った情報の中で特に重要だと思った3つのポイントをご紹介します。

ゆく
ゆく
3つを覚えれば、一眼レフで撮影できる写真が劇的に変わります。

 

覚えるべき3つのポイント
  1. F値(絞り値):ボケ具合+明るさの制御
  2. シャッタースピード(SS):動きの大きさ+写真の明るさの制御
  3. ホワイトバランス(WB):写真の色味の制御

 

オート撮影を卒業し、iPhoneなどお持ちのスマートフォンで撮影した時よりも、素敵な(映える)写真を撮れるようになりましょう!!

①レンズのF値を制御してボケ味のある写真を撮ろう

カメラ売り場などにある写真サンプル集に、よく「F1.7」などの数値が書いてありますが、「一体なんの数値やんねん」とカメラを始めた当初によく思っていました。

ゆく
ゆく
このF値がボケ具合を調整するための数値です。

まずは、F値を調整することでどんな写真が撮れるのかを僕が撮影したサンプルを使って説明していきます。

1枚目は新宿御苑で撮影したポートレートです。

新宿御苑-プラタナス林で撮影した女の子のポートレート写真ポートレート(f1.7,1/800秒,ISO200,85mm換算)

被写体の女の子の背景をご覧ください。親子の顔のパーツが認識できないくらいにぼけています。このボケ具合はF値を調整することで引き出すことができています。

 

続いては新宿の南口のミナミルミで撮影したイルミネーションフォトになります

新宿南口のイルミネーション-ミナミルミの一角で撮影した写真イルミネーションフォト(f1.7,1/160秒,ISO200,85mm換算)

前から3つめの電球にピントを合わせてそれ以外の電球をぼかして撮影しています。

F値を調整することで、イルミネーションなどの光源を背景にして撮影すると上記写真のような「玉ボケ」ができます!

ゆく
ゆく
F値がすごいのはわかったけど・・・

それで結局F値って何なの?

F値はレンズの中にある「光を取り込む穴の大きさを調整する絞り」を数値化したものです!!

ゆく
ゆく
レンズ?穴?絞り?数値化?日本語でおk

大丈夫。そんなに難しく考えなくていいんです。

F値とは:被写体の背景をぼかしたり、逆にぼかさずくっきり移すために調整する数値。レンズごとに違います

持っているレンズでぼけ味のある写真を撮るには

一眼レフを買ったばかりの方は以下のレンズのどちらかを必ず持っているかと思います

  • 標準レンズ(標準ズームレンズ)
  • 単焦点レンズ

お持ちのレンズがどのくらいのF値なのかはカメラの設定から確認できます。

F値5.6-ニコン設定画面ですニコンD5600の設定画面です-F値5.6に設定-Aモード

まずは、カメラの撮影モード(ダイヤル)をA(AV)かMに設定しましょう。これによりF値の設定を変更することができます。

F値の動かし方は直観的に変更できないのであれば、説明書に記載があるので確認してみてください。

ぼかした写真をとりあえず撮影するには
  1. ダイヤルをA/AVモードに切り替える
  2. 極限までズームする(標準ズームレンズの場合のみ対応)
  3. F値一番小さくする(0に近づける)
  4. ピントが合うぎりぎりまで近づく
  5. 撮影する

カメラ用語

・F値を小さくすることを「絞りを開放する」「絞りを開く」といいます

・F値を大きくすることを「絞りを絞る」といいます

ゆく
ゆく
まずは一緒に身近にあるものから撮影してみましょう。

F値(絞り)を調整することでボケ具合と明るさを調整できる

ゆく
ゆく
皆さんもFの数値を動かして撮影してみてください。

下記はF値を調整した際の写真の違いです。3枚とも手前の腕時計にピントをあわせています。違いをよくみてみてください。

F値の違いによる写真の違いF値の違いによる写真の違い(ダイヤル:マニュアル撮影 シャッタースピード固定)

F値が小さいほど、被写体(腕時計)の背景がぼけているのがわかります。

F1.8(写真左)では、ペットボトルの文字もその奥のテレビ画面に表示された文字もぼやけて読めません。被写体の腕時計のみにピントがあっている状態です。

F値を上げて5.0にすると、背景のペットボトルの文字が読めるようになりましたね。これはピントが合う範囲が腕時計からペットボトルのある範囲まで広がったということです。

F値をさらに上げて8.0にすると、背景であるペットボトルの文字もテレビの文字も割とくっきり映るようになりますね。ただ、画面が暗くなりましたね。

F値の違いによる違い-色々

F値 小さい(F1.2~2.8) 通常(f4.0~.5.6) 大きい(f8以上)
背景ボケ度 大きくぼける まぁまぁボケる ボケにくい
背景鮮明度 不鮮明 まぁまぁ鮮明 鮮明
明るさ 明るい 中間くらい 暗い
用途 ポートレート 万能だけど中途半端 風景撮影

被写体との距離が遠くになるほどボケ具合が強くなります。

そしてFが大きくなるほど、背景までしっかり移りますが、写真が暗くなります。

ぼかした写真を撮るシーン/スポットとは

F値はボケを活かした写真を撮るのに優れているということがわかったかと思いますが、実際にどういうシーンでぼかした写真を撮るのかを考えてみました。

F値を活かしたボケ写真を撮れるシーン/スポット

  1. ポートレート撮影
  2. 夜景&イルミネーション
  3. 雨上がりの撮影
  4. 海撮影
F値を調整して背景をぼかした写真4枚ぼかし写真サンプル

ぼかした写真を実際に撮っていくための設定などは「F値を制御しボケのある写真の撮り方」をご覧ください(後日執筆予定)

②シャッタースピードを制御し神秘的な写真を撮ろう

シャッタースピード(SS)とはなんでしょう。

名前から想像がつく人も多いかと思います。

シャッターを押してから何秒撮影するかを決める数値になります。

5秒で設定すると5秒間かけて1枚の写真を作りだします。

数秒かけて1枚の写真を作るとどんな写真になるのでしょう。

ゆく
ゆく
まずは撮影した写真をご覧ください

下記は新宿西口で撮影した歌舞伎町と道路の写真です。

新宿西口の歩道橋から撮影した歌舞伎町方面の写真f16.0,4秒,ISO200,85mm換算

シャッタースピードは4秒と遅めに設定しました。それにより道路の、左側と右側で光の北線が現れています。これは左側が車のブレーキランプで右側がヘッドライトの灯りです。

4秒間の映像が1枚の写真にまとまっていて不思議な写真になっています。

続いては、大阪の道頓堀で撮影したストリートフォトになります。

大阪道頓堀で撮影した女の子のストリートフォトf14.0 1/2秒,ISO200,85mm換算

今度は被写体である右側の女の子に1/2秒(0.5秒間)静止してもらって撮影をしました。動いてしまうと全体がぶれぶれな写真になってしまうので注意が必要です。

これにより、動いている人と止まっている人を区別した写真が出来上がりました。

ゆく
ゆく
iPhoneで撮れない写真をとるのであればシャッタースピードを遅くして動きのある写真を撮ってみることがおすすめです

1/1000秒や1/2とかどういう見方なの?

そんなに難しく考えなくても大丈夫です。単純な割り算です。

SSの数値をみることで、シャッター押してから何秒かけて撮影するのかわかります

1/1000秒・・・1÷1000秒=0.001秒間撮影します

1/2秒・・・1÷2=0.5秒間撮影します

5/1秒・・・5÷1=5秒間撮影します

シャッタースピードを調整することで動きと明るさを調整できる

シャッタースピードの設定により、動きのある写真を撮るのか、それとも完全に静止している状態の写真を撮るのかをコントロールすることができます。

文字よりも絶対に写真があった方が伝わりやすいと思いますので、、、

ゆく
ゆく
実際に僕がジャンプしてみます

 

シャッタースピード別で男性がジャンプしているシーンですシャッタースピード別の写真の動きと明るさ

シャッタースピードが遅い写真の方が明るく+動きがあるのがなんとなくおわかりになると思います。

シャッタースピードが速くなるにつれて被写体の動きを正確にとらえられるようになりますが、写真が暗くなっています。

これは、シャッターを押してから写真を記録するまでの時間が短いことでレンズが取り込める光の量が少なくなったのが要因です。

 

動きのある躍動感のある写真を撮るときにはシャッタースピードを遅くすることで動きのある写真を撮ることが可能です。

シャッタースピードを理解することで、神秘的な写真が撮れるようになります

  1. SSをおそくすると動きのある写真が撮れる
  2. SSをおそくすると明るい写真になる
  3. SSをはやくすると動いた瞬間を撮影できる(コマを撮影)
  4. SSをはやくすると暗い写真になる

③ホワイトバランスを調整して雰囲気ある写真を撮ろう

ホワイトバランス(WB)は写真の色味を変えることができる機能です。

ホワイトバランス(WB)-ニコン設定画面ですホワイトバランス(WB)-ニコン設定画面

色味なんて後でから変えればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、ホワイトバランスで出す色味をあとから加工で出そうとすると上手くいかない場合もあります。

でも、ホワイトバランスにも下記複数種類があります

  • 日陰
  • 曇り
  • 晴天
  • 蛍光灯
  • 豆電球

種類が多くてどれがどんな色になるのかわからない

ゆく
ゆく
僕も最初はそうでした。少しでもイメージできるよう図表を用意しましたので参考にしていただければと思います

ホワイトバランスによる違い

ホワイトバランスの違いを説明した表ですホワイトバランスの違いを説明した表

ホワイトバランスは暖色系と寒色系に分けられます。

  1. 暖かいイメージや賑やかで明るいイメージを出したいときは「暖色系」を使います
  2. 寒々しいイメージやクールでかっこいいイメージ、悲しいイメージを出したいときは寒色系をつかいます
  3. 写真の色味を肉眼で見た時と同じにしたいとき、色味を変えたくない場合は「晴天」にします

実際のホワイトバランスの利用例

実際にホワイトバランスを設定した場合とデフォルト(晴天)の写真をご覧ください。

ホワイトバランス別の入道雲の写真ホワイトバランス別の入道雲の写真

入道雲のように色味によってメッセージ性が変わってくる写真もあります。

  • 荒々しく神々しい雰囲気を出すためにホワイトバランスを「日陰」にしてみました
  • ファイナルファンタジーに出てきそうな厳格で力強くかっこいい雰囲気を出したかったので豆電球に撮影してみました
  • ホワイトバランスの晴天はより肉眼で見た時の写真に近い色味となりました

色々と撮影してみて、自分の好みの色味を見つけていきましょう。

まとめ

今回お伝えしたことは、あくまで基礎的な部分です。

ですが、「F値・シャッタースピード・ホワイトバランス」に慣れることでオート撮影よりも素敵で神秘的な写真がとれることは間違いないです。

ここで今回のお話をまとめていきます。

カメラ初心者に覚えておいてほしいことをまとめました

F値のまとめ

  • 撮影モード(ダイヤル)をA(AV)に設定する
  • ぼかし写真を撮影するにはF値を下げる
  • 全体をはっきり映すにはF値を上げる

 

SSのまとめ

  • 撮影モード(ダイヤル)をSにする
  • 動きのある神秘的な写真を撮影するにはシャッタースピードを遅くする
  • ぶれがなく瞬間を切り取った写真を撮影する場合はシャッタースピードを速くする

 

WBのまとめ

  • ありのままの写真を撮影する場合はWBはいじらない(晴天のままにする)
  • 暖かい/賑やか/明るいイメージを撮影する場合は「曇り」「日陰」にする
  • 寒い/悲しい/クールなイメージを撮影する場合は「蛍光灯」「豆電球」にする

 

素敵な写真をたくさん撮っていきましょう。

ポートレートのとり方については「写真が変わるポートレートの撮り方」を御覧ください

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。