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【簡易解説】センサーサイズによって写真の何が変わるのか、違いを説明します

マイクロフォーサーズとAPSC機でセンサーサイズのセンサーサイズ比較

こんにちは。ゆくです(@yuku_she)です。

突然ですが、イメージセンサー(撮像素子)のサイズの違いによって何が変わるのかご存知ですか?

イメージセンサーとは、撮影した画像を処理するセンサーになります。このセンサーによって写真の画質が決まると言っても過言ではありません。詳しくは後ほど説明します。

まずは「APS-C」機と「マイクロフォーサーズ」機のイメージセンサーを並べた写真になります、サイズの違いをご確認ください。

マイクロフォーサーズとAPSC機でセンサーサイズの違い
ゆく
ゆく
APS-C機の方が若干センサーが大きいですね

私がカメラを買う際に周りには「APS-Cがいいよー」「本格的にカメラを始めるならフルサイズがいいよー」「持ち運びが便利なほうがいいならマイクロフォーサーズがおすすめ」など言われましたが、何を言っているのかよくわかりませんでした。

話がだいぶそれましたね。

結論から言うとイメージセンサーのサイズが違うと、大きく変わるのは「画質の良さ」「画角の広さ」「画像のボケ具合」に終始します。

ではどうしてセンサーサイズが変わると、「画質」や「画角」、「ボケ具合」が変わるのでしょうか。

以下で説明していきます。

まずはセンサーサイズが違うと画質が違う理由について説明します。

センサーサイズが違うと画質が違う理由

画質というと画素数が多いほうがよいと思われがちですが、そんなことはありません。

画質で言うと大事なのは、高画素よりも大きいセンサーサイズのカメラになります。

理由を以下で説明します。

イメージセンサーのサイズが大きくなることで、取り込む光(被写体の色情報)の量が多くなります。つまり、取り込む光の量が多ければ多いほど色情報が多い写真=高画質な写真を撮影することが可能になります。

ですので、センサーが大きい「フルサイズ機」の方がセンサーがフルサイズ機よりも小さい「APS-C機」や「マイクロフォーサーズ」機、「スマホ」に比べ高画質な画像を撮影することができるのです。

一眼レフとスマホの写真の違い

上記はどちらもビルを撮影した写真を引きのばした画像です。

一眼レフで撮影した写真を引き延ばして見ても画像は綺麗に見えますが、スマホで撮影した写真を引き伸ばすと、何がなんだかわからない写真になりますよね。それと同じです。

では、フルサイズカメラとその他カメラでは、イメージセンサーのサイズ感にどれくらい違いがあるのでしょうか。

センサーサイズの大きさ 一覧

ざっくりですが、カメラボディのセンサーサイズを一覧として出してみました。

イメージセンサーのサイズの比較表

画像がわかりにくければ申し訳ないのですが、例えば、「フルサイズ型」と比べ「マイクロフォーサーズ型」のセンサーサイズは約1/4ということです。

つまり「フルサイズ型」のカメラは「マイクロフォーサーズ型」カメラに比べて単純計算で約4倍多く光を取り込める(≒画質が良い)ということになります。

画質を決めるのはもちろん、イメージセンサーの大きさだけではなく、センサー感度やダイナミックレンジ、ノイズ処理など様々な要素が絡んでいますが、今回はイメージセンサーに終始したお話をしていきます。

センサーサイズが大きくなることのデメリット

大きいイメージセンサーを持つカメラ(フルサイズ)の方が、高画質写真を撮れることを前項で説明してきましたが、いくつかのデメリットもあります。

主なデメリットは以下の二つです。

  1. カメラが大きくなる+重量が重い
  2. パンフォーカス(画像の端から端までピントを合わせること)がしにくくなる

詳しくは以下で説明していきます。

デメリット:カメラが大きくなる+重量が重い

センサーサイズが大きくなるとそれに比例してカメラ本体も基本的には大きくなります。

本体が大きくなると、もちろん持ち運びもしにくいですし、何より首にカメラを提げていると、重すぎて首の骨が変形しそうになります。

フルサイズカメラに関しては、誤って足の上にでも落とした暁には骨折は免れないでしょう・・・。

カメラ始めたてのうちは、持ち運び易い、イメージセンサーが小さめ(APS-Cかマイクロフォーサーズ)のカメラを購と入することをおすすめします。

 

デメリット:センサーが大きいボディとレンズは値段が高い

フルサイズ(35mm)のボディはいわばプロ仕様です。

プロ仕様のものはなんだって高価ですよね(T_T)カメラも例外ではありません。

ボディは高いもので500,000円以上の値段もしますし、レンズの場合も1本100,000円以上する場合がざらです。

下記はフルサイズボディで特に高いものの価格になります。ご参考まで

  • (フルサイズ-一眼レフ):LUMIX DC-S1R ⇒ \675,540円
  • (フルサイズ-ミラーレス):Nikon D5 XQD-Type ⇒ \450,760円

 

センサーサイズが違うと画角が違う理由

下記図表は同じレンズで「フルサイズ機」と「APS-C機」で撮影した際の画角の違いです

フルサイズ機で撮影した方が画角が広くなります。下記の図表を御覧ください。

センサーサイズによる画角の違い
ゆく
ゆく
APS-C型のセンサーはフルサイズ型センサーに比べ小さいですね。

実は、このセンサーの大きさが画角の広さと密接に関係してきます。

同じレンズで撮影した場合、イメージセンサーが大きくなれば大きいほど、画角が広くなります。

つまり、フルサイズセンサーとAPS-Cセンサーでは同じ焦点距離のレンズを使っても同じ画角で撮影することはできません。APS-Cとマイクロフォーサーズにおいても同じことが言えます。

ところで焦点距離とはなんでしょうか。

焦点距離とは何か

まず、お持ちのレンズをご確認ください。

レンズに何か数字が書いてあると思います。

レンズの数字の表記マイクロフォーサーズ機 レンズ複数種類の焦点距離を明示

この「15」「42.5」「7-14」と書いてあるのがこのレンズの焦点距離になります。

焦点距離とは被写体をピントに合わせたときのレンズからイメージセンサーまでの距離のことです

この焦点距離の数値が小さいレンズほど、広い画角で写真を撮影できます。

➾つまり上記の写真で一番画角が広いレンズ(広角レンズ)は一番右側のレンズになります。

下の図表にて簡単に説明します。

焦点距離と画角の関係性を説明した図表

ポイントとしては同じセンサーサイズのボディを使う場合は

  • 焦点距離が長い方が画角が狭い
  • 焦点距離が短い方が画角が広い

このポイントさえおさえとけば焦点距離についてはばっちりです。

センサーサイズと画角の関係性まとめ

画角の説明を長々としましたが、まとめると以下の感じです。

  • センサーサイズが大きいほど、レンズが同じ焦点距離でも画角が広くなる
  • センサーサイズが小さいほど、レンズが同じ焦点距離でも画角は狭くなる
  • センサーサイズが同じでも、レンズとの焦点距離が短いほど、画角が広くなる
  • センサーサイズが同じでも、レンズとの焦点距離が長いほど、画角が狭くなる

ここまで覚えたら次は35mm換算(フルサイズ換算)について知っていきましょう。

35mm換算(フルサイズ換算)を知る

35mm換算やフルサイズ換算というワードは知っているでしょうか。

これは一種の考え方で、カメラボディがフルサイズではなく、APS-Cやマイクロフォーサーズの際に、撮影した写真と同じ画角の写真をフルサイズで撮影した場合何mmのレンズかを割り出す考え方になります。

この考え方をマスターすれば、カメラマンの友達に「○○mmのレンズがいいよ」と言われたときに自分にとっては何ミリのレンズのことなのか大体わかります。

例えば、あなたのカメラボディが「APS-C」の場合は、レンズの焦点距離を1.5倍にしたものが35mm換算なのです。例えば、あなたが50mmのレンズをお持ちの場合は50mm×1.5=75mmのレンズだということです。(Canonの場合は1.6倍)

また、あなたのカメラボディが「マイクロフォーサーズ」の場合は、レンズの焦点距離を2倍にしたものが35mm換算なのです。例えば、あなたが50mmのレンズをお持ちの場合は50mm×2=100mmのレンズだということです。

センサーサイズとボケ味の関係

最後にセンサーサイズが大きいほど、ボケ味が大きくなります。

例えば、フルサイズ機で焦点距離50mmのレンズで撮影した写真とAPSC機で焦点距離35mmのレンズで撮影した場合、背景のボケ具合は前者の方が大きくなります。

 背景のボケ具合がフルサイズ機の方が若干ボケているのがおわかりになるのでしょうか。

実際に撮影するとき、同じ画角でもフルサイズの方が被写体に近づいて撮影するためボケ具合が大きい写真になります。

※同じ焦点距離のレンズでAPS-C/フルサイズ機で撮影してもボケ具合はかわりません。

まとめ

今回はイメージセンサー(撮像素子)の違いで、どう写真が変わるのかを簡単に説明させていただきました。

少しでも読者様の写真ライフが充実したものになりますように。

 

読んでいただき、ありがとうございました。